川喜多喬&アソシエイツ

川喜多喬
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十字架の木 プリント
私の家のある牛久の花は、ハナミズキAmerican dogwoodです。これは欧州及び中近東では自生していないのです。
この木(ラテン語でCornus florida)は別名「磔の木」と言い、キリストを磔にする時に使った木は、これだと言われているのです。ローマ軍が裏切り者・犯罪者を磔にする、その木ですから窓からその木が見えれば、縁起が悪い・・・それともキリストゆかりで縁起がよい・・・・
が、ちょっと待て!地中海地方に自生していないものが、どうして使えたはずがある?って疑問が浮かびますね。まあ、いちいち疑問を持っていたら、この世をば生きていけない。
欧州に、もとよりあったdogwoodは、種類が違ってcornus mas、コーネリアン・チェリー。アメリカの水木が花を楽しむものならば、こちらは幹を楽しむ。
それでも犬木dogwoodがなぜ水木になったか。狂犬病=怖水病ですから犬=水かな?という疑問に答えることは、ちょっとさておいて、cornus masは伝説の地、トロイでは、家を造るのに使いました。 ゆえに!トロイの木馬は水木の木だったのです。
そうすると。・・horsewoodと言えば、いいんですがね。ま、ともかく、ギリシャ軍は、槍にもこれを使いました。そのトロイを、槍を持って攻めたオデッセウスとその部下は、呪いによって豚に変えられてしまいます。その豚になったオデッセウスたちの餌になったのが、cornus masの実。こうなると、どうしても豚木と命名されてもよかったのですね。
その親戚のイギリスの水木English dogwoodは、cornus sanguineaと言います。だからまた別種です。しかしsangui..というと血のように赤いって意味かもしれません。実際、紅葉は見事です。アメリカの水木が花を愛で、ギリシャの水木が幹を愛でるのと違い、イギリスの水木は葉を愛でるのです。ともあれ、実がなる。その実は、イギリスでは、かって犬の餌となり、その葉は。。。犬についたノミ、シラミの洗い流すために使われたのです。つまり水木の葉は、犬の水浴剤だったのです。ここで水と犬とが、無事、出会います。
さて、どの水木の葉にも、消毒効果がある。そこで、アメリカでは、カウボーイは、牛が病気になると、水木につないで、その治療効果を期待したといいます。
カムバック!シェーンと少年が叫ぶ、シェーンは一人、去っていく、西部の牧場の木は花水木。 1999-11-25
最終更新日 ( 2008/01/14 Monday 23:07:06 JST )
 
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