| イギリス料理の話 |
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アントニー・マイオール著の「外国人嫌いの人のためのイギリス人入門」という本があります。 その「食事」のところに・・・ 「イギリス人は、昔、食べ物は食べ物として楽しむものではなく、体への燃料と考えていました。したがいまして、料理の技法なんてものに興味を持つなんてことはなかったのです。 自分たちの料理が本当にひどいものであることをば、ある日、はっと気づきますまでは。 もちろん、イギリス料理が、すべて塵や芥というわけではないのです。他国すべてに知られている、すばらしいイギリス風朝食は、ベーコン、卵、ソーセージ、焼きトマト、マッシュルーム、ジャガイモ、薫製のニシン、ケジャリーから選べます(・・・最後のケジャリーは実はインド料理なんですよね:私注)。フランスのシェフは、世界に知られたローストビーフを褒めます。ただ、フランス料理であるかのように、ロスビフと発音します。世界中が認める、かのプディンもあるではないですか。ジャムロールを蒸したもの、そしてリンゴのぼろ屑からできておりますが。迂闊な方のために注意をさせて頂きますと、「ヨークシャープディン」と「ブラックプディン」はプディンじゃありません。ヨークシャープディンは、練り粉を焼いてローストビーフと頂くもの。ブラックプディンは、見るも恐ろしげな、血だけで作ったソーセージです。朝食の際に、真に勇気ある者だけが食するのです。 料理に関してはイギリスはずっと敗残者でした。食欲など持つのがけしからんという、清教徒の教えが、今も生きております。「ごく簡単な料理」「安い、正直な値段」・・・この教えのため、手間暇かけた料理、素敵な料理、涎の出る料理などは、悪であり、嘘なのであります、イギリス人には。 ・・しかし、最近はイギリス料理専門店なるものもできました。銀行街の某有名店などは”学校給食”という名前をつけております。疲れきったビジネスマンが500円ほどの涙がねで、むっつりと食べる代物を出してくれるウエイトレスは、なんと女子学生服をきているのであります。」 1999-05-10 |
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| 最終更新日 ( 2008/01/14 Monday 23:07:54 JST ) |
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